2015年11月12日木曜日

邦銀3メガグループの7-9月連結純利益下がったってよ

邦銀3メガグループの7-9月連結純利益下がったって

三菱UFJフィナンシャル・グループなど邦銀3メガグループの7-9月(第2四半期)連結純利益は、合計で5970億円程度と前年同期比24%の減益となる見通しだ。収益源となってきた海外融資が鈍化しているほか、金融市場の不安定化を受け市場関連収益や手数料収入が減少。国内向け融資からの収益も伸び悩んだ
ブルームバーグのデータによるアナリスト5人の4-9月純利益予想平均から第1四半期(4-6月)実績を引いて算出した。個別では三菱UFJが21%減の2681億円、三井住友フィナンシャルグループが41%減の1461億円、みずほフィナンシャルグループが8.8%減の1829億円となる。3社は13日に決算を発表する予定。

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クレディ・スイス証券の三浦毅司アナリストは、「業績をけん引してきたアジア向け融資などが伸び悩んでいる」と分析。その上で、海外融資は「よく見ると、第1四半期には鈍化を始め、第2四半期もそれほど伸びたとは思えない」と指摘した。第1四半期の純利益実績は三菱UFJと三井住友Fがともに前年同期比16%、みずほが2.1%の増益だった。
日銀統計によると、都市銀行海外支店の貸出金残高の増加率は13年(1-12月)に24%、14年は25%と高い伸びを示していたが、15年は8月末までで6.8%に鈍化。国内では8月の融資約定金利(銀行全体)が0.804%と過去最低水準で推移し、中国経済の減速を背景に株式相場が同月以降、不安定な動きをするなど、第2四半期の収益環境は厳しくなっていた。
クレディSの三浦氏は「昨年は戻入益だった与信コストの悪化や、債券売買益の低迷」なども第2四半期の減益要因になったと分析。8月以降の株式相場の変調で「投資信託などの販売にも影響が出た」とみている。個別の事情では三井住友Fは出資先のインドネシアの銀行の株価下落に伴う減損処理の可能性があるという。

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